鏡の中に映った自分は、どんな顔? ファイト・クラブ映画レビュー リンユーの東伏見日記vol.13

 

こんにちは!リンユーです。

今日は快晴!お日柄も良く、僕は引っ越しの手続きをしに、田無駅西東京市役所へと行ってきました。

本日も映画レビュー、やっていきたいと思います。本日語る映画はこちらも名作、「ファイト・クラブ」!それでは早速いきましょう。ここから先は、映画「ファイト・クラブ」の重大ネタバレを含みます。ご容赦ください。

ファイト・クラブってどんな映画?

ファイト・クラブは1999年公開、デヴィット・フィンチャー監督作の映画です。

エドワード・ノートンとブラット・ピットがダブル主演を務めます。映画「バードマン」などに出演したエドワード・ノートン「セブン」や「ジョー・ブラックをよろしく」などで時代を代表する俳優となっていたブラット・ピットの豪華キャストです。

他にも、ハリー・ポッターシリーズの悪役、ベラトリックス・レストランジを演じたヘレナ・ボナム=カーターなど、映画をあまりみない方でも一度は見たことがある俳優、女優さんが目白押しです!

監督のデヴィット・フィンチャーは先述した「セブン」や、「ゾディアック」などの監督さんです。

あらすじとしては、優秀だけど不眠症に悩む主人公の前に破天荒なナイスガイ、ブラピ演じるタイラー・ダーデンが現れ、2人の人生が交差していく…と言った話です。では、次の章で魅力を存分に語っていきたいと思います!

ファイト・クラブの魅力

ファイト・クラブの見どころ、一つ目は「ブラット・ピットのかっこよさ」です!いや、もう本当にかっこいいんです、ブラピ。

僕は結構彼のファンで、出演作はほとんど見ましたが90年代後半、「セブン」や「ファイト・クラブ」の彼は別格のかっこよさです。男が憧れる男とは彼のようなことを言うんだなとここらから思います。最近のロン毛の彼もイケメンですが、全盛期が見たい!という方はまず、この映画を観るのをお勧めします。

 

二つ目は「冒頭のストーリー」です。

不眠症の主人公が眠るために行動をするところから物語は始まるのですが、そのためにとった行動は…なんと、自分が全く関係ない病気の自助会に参加すること!

テンポよくさまざまな病気の自助会に参加していく様子は、まるで自分も一緒について行ってるかと錯覚するほど。何か悪いことをしているような、でもそれで安心する主人公の気持ちもわかるような、複雑な気分になった頃には、もうあなたはこの映画を最後まで見ずにはいられないでしょう。

 

3つめは、「ラストシーンの絵の綺麗さ」です。後半の重要なネタバレを含むので深くは触れませんが、有名なラストシーンを持つ映画です。そこまでに物語の伏線が回収され、ド派手なラストシーンにたどり着いた時にはきっと感動するはず!深くは触れられませんので是非一度見てみたください!

鏡の中に映った自分はどんな顔?

ここから先、本当に根幹に関わるネタバレを含みます。

 

タイラー・ダーデンは主人公がこうありたいと思って作り出した幻でした。自分とは違って、破天荒で、簡単に女の子をくどけて、リーダーシップがあって…

時代は変わっていきます。「ファイト・クラブ」の公開から20年が経ちました。

自分がこうありたい、という理想像。鏡に映る自分の姿は、時代とともに変わってはいくものの、決してなくならないものだと思います。

皆さんはどんな自分になりたいですか?

どんな、タイラー・ダーデンを人生に描きますか?

そういったことを考えさせられる映画です。

まとめ

本日は映画「ファイト・クラブ」について語りました。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。是非別の記事も読んでみてください。

それでは、今日はこの辺で

名作の名作たる所以を考える タイタニック映画レビュー リンユーの東伏見日記vol.11

おはようございます!本日東伏見は曇りですが、心地のいいお花見日和です。リンユーです。

本日も映画レビュー行っちゃいましょう。

 

本日の映画は現代も残る名作、「タイタニック」!

普段、Netflixでしか映画を見ない僕ですが、今回タイタニックのリマスター版が上映されているということで、わざわざ東伏見からお台場まで遠征し、3Dのタイタニック、堪能してきました。

 

今回はいつもの映画レビューとは少し趣向を変えて、名作が名作として語り継がれる理由について考えていこうと思います!

後、目次の付け方を学びました!少しでも見やすいブログ執筆、頑張っていきます。以下、ネタバレを含みます。

タイタニック詳細情報

タイタニックは、1997年に公開された、ジェームズ・キャメロン監督、脚本の映画です。ジェームズ・キャメロンは最近注目されていた、アバターの監督でもあります。

実際の「タイタニック号沈没事件」をテーマにした物語で、主役はレオナルド・ディカプリオケイト・ウィンスレットが演じました。

豪華客船タイタニックはどうして沈没し、多くの死者が出てしまったのか。それをタイタニック時間の生き残り、ケイト・ウィンスレット演じるローズが当時を振り返る形で描いています。

 

圧倒的な映像の力

タイタニックが今日も名作として語り継がれる所以、その一つ目は圧倒的な映像の力にあると思います!

タイタニックという映画の内容を、これっぽっちも知らないという人はなかなかいないんじゃないでしょうか?しかも、この映画は約3時間あります。それでも見る人が名作だというにはまず入り、映像の圧倒的な綺麗さが必要不可欠です。

現在の私たちも圧倒する巨船、タイタニック

若き日のレオナルド・ディカプリオ

船上の煌びやかな舞踏会

そう言った映像のクオリティが高くないと、どんなに優れた脚本であっても25年後の今になってまでこんなにも多くの人に見られることはなかったでしょう。感動的な物語であるということももちろんありますが、ストーリー自体はそこまで複雑なものではありません。名作の名作たる所以の一つを、僕は映像に見ました。

単純に見えて複雑な人間関係

二つ目は人間関係です。一見、とてもシンプルに見えます。賭けに勝ったお金で船に乗り込んだ貧乏人と箱入りのお嬢様が恋に落ちる。なんならありがちにみえます。

でも、それだけじゃ25年後にはみられないんですよ…

一見単純に見えるこのタイタニックの人間関係、実はかなり複雑に様々な要素が絡み合っています。

貴族と平民の身分格差問題、貴族間での勢力争い、移民問題(船の話ですからね)、当時の背景が見えるこう言った人間関係を、しつこすぎず、でも常にまとわりついているものとして書いている所が、ラストシーンの混沌に見事に繋がっています。

 

まとめ

皆さん、タイタニック見ましたか?見たよという方がいらっしゃいましたら、自分はここに名作たる所以を見た!と是非コメントを下さい。

最後にタイタニックの雰囲気が好きな方に向けて漫画を一冊ご紹介します。

それは「片喰と黄金」北野詠一さんです。

移民問題、身分差の問題、そして大きい船が出てきます。是非ご一読ください。

それでは、一旦この辺りで。

コミカルさの中に現れる恐怖 トゥルーマン・ショー映画レビュー  リンユーの東伏見日記vol.8

またまたどうもこんにちは、リンユーです。

かける時にたくさん記事を書くぞ!と意気込んだこの土曜日、映画レビュー、もう一本出しちゃいます。

今回の映画は割と名作というか、有名作

トゥルーマン・ショー

1998年、ジム・キャリー主演の映画です。

以下ネタバレを含みます。ご容赦ください。

ジム・キャリー演じる主人公のトゥルーマンは、少し抜けたところがありながらも順調に日々を送るサラリーマン。しかしある日、彼は自分が住む世界が全て作り物、自分の生活をリアルタイムで生配信するテレビ番組、トゥルーマン・ショーであることに気づき、そこからの脱出を決意する…

と言った内容です。

ジム・キャリーは「マスク」等のコメディ映画に多く出演されている俳優さんであり、このぶっ飛んだストーリーからもコメディ色が強い映画、として紹介されることが多いです。

しかしこの映画の魅力はそこではない!はっきりと言います。今回は、この映画の魅力をお伝えすることができればと思います。

一つ目は冒頭シーン!

先述したようにこの映画は結構な有名作です。ストーリーは知っているという方も少なくはないでしょう。そんな方も、本当に初めてこの映画を見るという方にも、ぶっ刺さる冒頭シーンがこの映画の魅力です。

ネタバレありますと言ってしまっているので、はっきり言います。なんと、ステージライトが空から落ちてくるんです!

この冒頭シーンは、見ている人に一瞬で違和感を伝える、映画の内容をある程度知ってしまっている人もワクワクさせる、かなり印象的な冒頭シーンだと思います。

 

二つ目はコミカルさと恐怖のバランスです

本当に、絵が明るいんですよね、この映画。自分の生活は全て全世界に生配信されている、そこからの脱出を企んでも、全てを見通した神様が邪魔をしてくる。なかなかにホラーな設定だと思うんですが、その怖さを、コミカルな90年代っぽい映画表現の中に組み込まれると本当に怖いです。下手な暗いだけのホラー映画なんかよりよっぽど。

一番僕が怖いなと感じたのは、奥さんにトゥルーマンが自分の境遇を相談するシーンです。奥さん共々、シリアスなシーンになるのですが、その中で奥さんが急に商品紹介を挟んでくるんです。コミカルに見えてホラー、この映画設定ならではの感情に心が揺さぶられます。

 

流石に明記するのは避けますが、ラストシーンも色々考えさせられるものがあります。セリフも有名ですよね。

生配信サービスが充実してきたからこそ、公開当時よりもよりリアリティーのあるこの映画、この週末に是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。

映画レビュー/ブルー・ストリーク リンユーの東伏見日記vol.7

 

皆さんどうもこんにちは!リンユーです。

僕のこの東伏見日記も10回目が見えてきたと言うことで、そろそろ何か自分の好きな事、物についてレビューすると言うシリーズを作ろうと思っております。

今回から始めるのがそう、映画レビュー!

皆さん映画は好きですか?僕は大好きです。大学生活、いつだって映画を見て生活してきました。

僕は90年代の洋画がとにかく好きなんですが、もう1990年代となると、30年近くも前になるんですね。さあ映画を見ようとなって、最初にこの辺りの映画を見ようとする人は多くないんじゃないでしょうか。名作揃いなのに!と言うわけで、90年代アメリカ映画を中心に映画レビューをしていけたらと思います。

 

第一回目の今回は…ブルー・ストリーク

あんまり聞き覚えがないなって思った方、いらっしゃると思います。確かに、誰もが知る大名作というわけでは正直ありませんものね。

ただ、この映画上映時間が短めでコミカル、アクションシーンもあり、90年代のアメリカ映画を見てみたい!って方にピッタリの一本だと思います。なので記念すべき第一回目のレビューはこの映画にしたいと思います。

 

 

尚、この先ネタバレを含みます。ご注意くださいませ。

1999年のこの映画、主演はマーティン・ローレンスです。マーティン・ローレンスといえばバット・ボーイズでのウィル・スミスとの警官バディ役が印象に残っている方も多いのではないでしょうか?

しかし、この映画ではマーティン・ローレンスのキャラはそのままに、逆に泥棒役をしているという映画なんです。

ダイヤを盗み出し、それを建設中のビルに隠したマーティン・ローレンス演じる主人公のマイルズ、しかしそのダイヤをとりに戻ってくると建設中だったはずのビルが警察署になっており、仕方なく偽の警察官としてダイヤの回収に向かうマイルズの運命やいかに…

偽の警官として奮闘するマーティンが非常に愛らしく、バットボーイズにも思いが馳せられる、そんなストーリーです。

 

個人的に、この映画の見どころは2つです!

一つ目は、マイルズとその仲間たちのコミカルすぎるやり取り

マイルズとその仲間たちは、警官のマークの中、ブルー・ストリークと呼ばれる大きなダイヤを盗み出せるほどの泥棒集団として描かれます。しかし、そこはやはりマーティン・ローレンスの真骨頂と言いますか、仲間たちとのやりとりがもう、何というか笑えるんです!偽警官としての仕事中に、昔の仲間と出会うシーンは本当に必見です。また、泥棒仲間だけではなく偽警官として出会ったやる気はあるけどもどこかポンコツなバディとのやり取りは、バッドボーイズを彷彿とさせるものがあります。バッドボーイズは見た、ウィルスミスとローレンスのやり取りが好き!という方にぜひ見てほしい一本です。

 

二つ目はラストシーンの爽快さ

泥棒物の映画って、大体は回して捕まるか、警察官を出し抜いて逃げ切り、警察官は悔しがる、みたいなそんなおわり方をしていませんか?

この映画は違うんです!重要な根幹部分のネタバレになってしまうので深くは触れませんが、「なるほどそうきたか」というような終わり方で、本当に見終わった後爽やかな気分になります。

映画って、どうしても2時間の枠に収めなければならないので、山場とかラストシーンでグダったり、ありきたりになってしまう物ですよね…

その分、ラストシーンがうまくできている映画は人にお勧めしたくなります。ブルー・ストリークはまさにそんな一本です。

 

今回は初の映画レビューをしてみました!これからももし需要があればどんどん映画レビューしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします!

運命の一本に出会う、ということ リンユーの東伏見日記vol.3

お題「邦画でも洋画でもアニメでも、泣けた!というレベルではなく、号泣した映画を教えてください。」

映画を見て23歳にもなろうという男が号泣するのって、不思議だと思う。

だって自分の話じゃないし、主人公を知ってから長くても2時間しか経ってないし、特に洋画なんて、字幕がないと何言ってるかすらもわからない遠い異国の話だし。

 

それでもたまに、見ていて鳥肌が立つような、自然と涙が溢れてくるようなそんな一般の映画に出会うことがある。それは自分と主人公の境遇が似てたとか、何かが心に響いたとか、そんな単純なことではなく、自分にとって特別な何かがあるいわゆる「運命の一本」なのだと、僕は思う。

 

僕にとって「ゴースト/ニューヨークの幻」はまさにそんな一本だ。

いわゆる泣かせに来るような映画というわけではなく、ろくろのシーンが有名な90年代の名作映画の一本ではあるが、泣ける映画として真っ先に名前が上がるような映画ではないと思う。

30年以上前の映画ということもあり、CG技術は思わず二度見してしまうような物だ。主人公が死んで、幽霊になり復讐と愛を果たすと言った割とありがちなストーリーだし、主人公は映画が始まって20分ぐらいであまりにあっさりと通り魔に殺されてしまう。そんな映画だ

 

でも、なんだか泣けるのだ。

憧れが合っても手が届かない、90年代のアメリカの生き生きとした情景、ウーピー・ゴールドバーグ演じる霊媒師のコミカルな演技(これはまじで必見!)、その中で奮闘する主人公の姿に、自分が体験したはずのない思い出への懐かしさが重なって泣けるのである。

ネタバレになるのであまり深くは語らないが、主人公サムと恋人モリーが合言葉で通じ合うシーンなんてもう、本当に体の深くから感情が込み上げてくる。

 

もちろん、皆さんに見てほしい映画であるが、それよりも自分にとってのそんな一本に、映画好きもそうじゃない人も出会ってほしい。

 

そんなことを考えながら東伏見から今日も電車に乗って、都心へ向かう3月末である。

ゴーストの主題歌、アンチェインド・メロディーを聞きながら