コミカルさの中に現れる恐怖 トゥルーマン・ショー映画レビュー  リンユーの東伏見日記vol.8

またまたどうもこんにちは、リンユーです。

かける時にたくさん記事を書くぞ!と意気込んだこの土曜日、映画レビュー、もう一本出しちゃいます。

今回の映画は割と名作というか、有名作

トゥルーマン・ショー

1998年、ジム・キャリー主演の映画です。

以下ネタバレを含みます。ご容赦ください。

ジム・キャリー演じる主人公のトゥルーマンは、少し抜けたところがありながらも順調に日々を送るサラリーマン。しかしある日、彼は自分が住む世界が全て作り物、自分の生活をリアルタイムで生配信するテレビ番組、トゥルーマン・ショーであることに気づき、そこからの脱出を決意する…

と言った内容です。

ジム・キャリーは「マスク」等のコメディ映画に多く出演されている俳優さんであり、このぶっ飛んだストーリーからもコメディ色が強い映画、として紹介されることが多いです。

しかしこの映画の魅力はそこではない!はっきりと言います。今回は、この映画の魅力をお伝えすることができればと思います。

一つ目は冒頭シーン!

先述したようにこの映画は結構な有名作です。ストーリーは知っているという方も少なくはないでしょう。そんな方も、本当に初めてこの映画を見るという方にも、ぶっ刺さる冒頭シーンがこの映画の魅力です。

ネタバレありますと言ってしまっているので、はっきり言います。なんと、ステージライトが空から落ちてくるんです!

この冒頭シーンは、見ている人に一瞬で違和感を伝える、映画の内容をある程度知ってしまっている人もワクワクさせる、かなり印象的な冒頭シーンだと思います。

 

二つ目はコミカルさと恐怖のバランスです

本当に、絵が明るいんですよね、この映画。自分の生活は全て全世界に生配信されている、そこからの脱出を企んでも、全てを見通した神様が邪魔をしてくる。なかなかにホラーな設定だと思うんですが、その怖さを、コミカルな90年代っぽい映画表現の中に組み込まれると本当に怖いです。下手な暗いだけのホラー映画なんかよりよっぽど。

一番僕が怖いなと感じたのは、奥さんにトゥルーマンが自分の境遇を相談するシーンです。奥さん共々、シリアスなシーンになるのですが、その中で奥さんが急に商品紹介を挟んでくるんです。コミカルに見えてホラー、この映画設定ならではの感情に心が揺さぶられます。

 

流石に明記するのは避けますが、ラストシーンも色々考えさせられるものがあります。セリフも有名ですよね。

生配信サービスが充実してきたからこそ、公開当時よりもよりリアリティーのあるこの映画、この週末に是非ご覧になってみてはいかがでしょうか。